主人公と読み手の

状況が完全に一致する導入から始まる熱い物語です!
まさにあらすじの通り状況の一切が不明にも関わらずすでに絶体絶命という状況・・・なのですが、主人公が冒頭からその発する言葉一つ一つに重みがあり、孤軍奮闘でも頼もしく見えてしまいました!

1章が追放までの経緯を描いた物語ですが、出てくる人物が設定、もといキャラがたっており決して多くはない掛け合い、やり取りを経ただけにも関わらず物語の輪郭までくっきりと見えるようでした!
キャラが立っているがゆえにこのやろう・・・と思う人物もいますが・・・!!

そして追放後から始まる世界。
主人公には非常に申し訳ないのですが、世界観の練り込みが深く種族や特性が綴られていく進行は期待をするな、というほうが難しいです・・・!
陰謀を暴くための壮大な冒険は、すでに主人公と読み手の視線がぴったりと一致しているため、ブレようがありません。

だからこそ綴られていく物語に没頭することができます!
そんな頼もしい獅子の活躍。みなさんもご覧になってみてはいかがでしょうか?

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