4-4

黒井「今は、何年ですか?」


看守G「いよいよ、記憶喪失ってやつに決まりか?」


看守H「2015年だけど。」


看守Hは、あっさりと答えた。


黒井「えっ?確か、今は22世紀だったはず…何年だったかは覚えてないけれど…」


看守G「今は、21世紀だろ。それに、そういや確か…あの弾とかいうヤツ、初めての何とかって言ってなかったっけ?」


看守H「あぁ、確か…仮釈放を認められた証に、仮釈放(parole)を表す、🅿マークを身体に付けられた第1号だとか…。確か…あのマークには特殊な塗料が使われていてヤツがどこにいても警察が把握できるようになっているとか…」


黒井「何だって?あのタトゥーにそんな意味があったのか…」

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