4-5

黒井「それじゃ、アイツは、あの時すでに警察の…」


看守H「まぁ、そんな事、俺達にはどうでもいいけどな…」


看守G「お前も、さっさと忘れる事だな…って、もうだいぶ忘れてしまってたんだっけか? ハハハ…」


俺は、その夜、今日の事を思い返していた。




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俺が、本当は、『クリス・クロイ』ではなく、『黒井栗須』だという事。


アイツが『ダン・ノースウッズ』ではなく、『北森弾』か『北林弾』だという事。


アイツが、俺を襲ってきた時(俺の記憶では昨日)には、既に警察の手先だった事。


そしてなぜかその手先になったのが何十年も前の今日らしい事。


そして自分も、なぜかその何十年も前の刑務所の中にいる事などなど…。



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そして俺は、いつの間にか眠ってしまった…。





















そして、そのまま意識を取り戻す事はなかった…………。






第5章に続く


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