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監視員B「近くの鉄塔に雷が落ちたらしい。この所内のどこかに異常がないか、見回りに行かなければ!」
監視員A「俺も行くのか?」
監視員B「二人で手分けして見回りに行った方が早いだろう」
監視員A「囚人の監視は…?」
監視員B「こんな天気の時に脱獄しようとする奴など居まい。
脱獄出来たところで、街までは、走っても丸一日以上かかるし、
監視員用の車は網膜認証など、複数の個人認証をパスしないとエンジンすら掛からないんだからな。
まあ、今ここに居る囚人は、皆ただのデータで、手も足もないし、
仲間でもいない限り、ここから逃げ出すのは不可能さ。
さぁ、行くぞ」
監視員A「今、行くよ。そう急かすなよ」
二人は、モニタールームを出ると、左右に分かれて走り出した。
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