第4章 混乱

「クロイ、クロイ、さっさと起きろ!」


誰かが俺の身体を揺すり、起こそうとしているのを感じ、俺は意識を取り戻した。


クリス「しかし、一体誰なんだ…俺を呼ぶのは?」


?「こら、起きろ!早く起きないか、くろい!!」


クリス「しかし、俺をファミリーネームで呼ぶなんて何者だ?俺と親しいヤツは皆、『クリス』って、ファーストネームで呼ぶはずだが…」


俺は、まだハッキリしない意識の中でそう感じていた。


看守G「早く、起きないか黒井!今何時だと思ってるんだ!!」


俺は、やっと完全に意識を取り戻し、目の前にいる男を見た。


そして辺りを見回した。


明らかにここは牢の中だった。


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