3-5
ヤツの右脇の辺りに、俺の知る限りなかったはずの刺青が、そこにあった。それも、まるで警察の味方である事を表しているかのような🅿の印が…。
俺は、ゆっくりと、ダンに近づいた。
ダン「よぉ、クリス。黙ってあそこで待っていればいいのに。それともお前もあまりの暑さに水浴びをしたくなったのか?」
クリス「まぁ、そんなとこだ。」
俺は、適当に言葉を濁した。
クリス「ところで…お前に一つ聞きたい事があるんだが…」
ダン「何だよ。ずいぶん他人行儀な言い方だな。どうしたんだ?」
クリス「その…だな。…つまり、その右脇のタトゥーについて聞きたいんだが…。まさかお前、警察と何か関係があったりしないよな?」
ダン「…」
ダンは、一瞬、答えに言い淀んだが、こう言った。
ダン「そんな事あるわけないだろう」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます