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Cは、懐からUSBメモリーを取り出すと、部屋の真ん中にある機械に差し込んだ。
C「さぁ、帰って来い! ダン!!」
その機械、0D⇔3D変換装置と呼ばれる機械は、音を上げて動き出した。
Cの差し込んだUSBのデータと牢屋にいるはずの囚人のデータを合成し、3Dプリンターの要領で三次元化してゆく機械だ。
機械の中に裸の男の体が、ミクロン単位に高速で作り上げられていった。
しばらくして、頭の先から足の先まで、完全に人の形が出来上がった。
その直後、ブザーが鳴り、機械の上部が跳ね上がった。
C「ダン!起きろ、ダン!」
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