5-2
Z「それに、気づかず、クロイという男は、あのダンとかいう奴の肉体を、自分があの機械で復元し、再生したつもりだったのだろう。しかし、それはすでに警察によって、予定通りの行動を取らされていただけだった、というわけだ…」
Z 「結局、クロイの奴は、コソ泥なんぞしてたからこうなったのだ」
Y 「…自業自得という訳ですな」
Z 「まぁ、そう言うことだ。」
Zは、部屋を出て行こうとしたが、急に立ち止まった。一緒に出て行こうとした、Zの側近であるYも、慌てて立ち止まった。
Z 「あっ、一つ、忘れていた!」
Y 「何か忘れ物でも…」
Z 「読者の諸君、そこに居るんだろう。残念ながら私の正体を明かす事はできん……」
Z 「警察の組織というのは奥深い物なのだ。深淵なる世界とでもいうべきか……」
Z 「それでは、諸君サラバだ!」
Y 「あっ、お待ちください…」
Zは、足早にその部屋を出ていき、Yも、Zの後を追い、その部屋を急いで出ていった。
ーーーーー 完 ーーーーー
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