作中の表現以上のキャッチフレーズが思いつかない

 フルダイブ装置を使ったお話はよく目にしますが、それを使って実体のロボットを操ってレースをしたり、ボクシングをしたりという、独自性の高い作品です。

 ただし、それはあくまで舞台であり、この作品の面白いところは、登場キャラクターたちの「気持ち」だと思います。
 主人公側だけじゃなくて、敵側の気持ちもガッと入っていて、敵のことすら応援したくなるような心境になれます。

 作中の表現も秀逸で、知らず知らずのうちに文章を読み進めてしまいました。
「人の形をした大嵐」とか。ぜひ読んで確かめて見てください。

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