猫が大好きなバクのお話

 もし、バクが現実に存在したら?

 悪夢を喰う「夢喰屋」を営みながら街で暮らしているという設定が、バクを現実の存在として強烈に印象づけています。

 私が持ったバクの印象は、職人堅気。
 その夢を喰うと、客と自分にどんなリスクがあるか、その上で仕事を請け負うかどうか、そもそも無礼な客など門前払い、など……。

 バクの仕事ぶりは、まるで仕事に厳しい職人さんみたい。そんなバクの日常を見ているだけで、非日常的で不思議な世界観に浸れます。

 そのうえで、個人的にもっとも注目する点は、猫。

 猫の悪夢は美味しいらしく、バクは猫に夢中です。
 作者の猫愛が溢れる作品、あなたもぜひ読んでみてください!

 

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