猫が大好きなバクのお話
- ★★★ Excellent!!!
もし、バクが現実に存在したら?
悪夢を喰う「夢喰屋」を営みながら街で暮らしているという設定が、バクを現実の存在として強烈に印象づけています。
私が持ったバクの印象は、職人堅気。
その夢を喰うと、客と自分にどんなリスクがあるか、その上で仕事を請け負うかどうか、そもそも無礼な客など門前払い、など……。
バクの仕事ぶりは、まるで仕事に厳しい職人さんみたい。そんなバクの日常を見ているだけで、非日常的で不思議な世界観に浸れます。
そのうえで、個人的にもっとも注目する点は、猫。
猫の悪夢は美味しいらしく、バクは猫に夢中です。
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