一見不条理で予測不能だけど、心温まるドタバタ冒険譚!

この物語は、一言で言えば「予測不可能」の連続で、読み手を次から次へと驚かせてくれます。主人公が加わることになるパーティー「MMT」の個性豊かなメンバーたちは、まさにユニークな集団。特にリーダーのマツザカは、ドMで変態的な行動を取りながらも、彼なりの一流を目指す姿勢があり、不思議と応援したくなります。

クエストの展開も一筋縄ではいかない事態が連発し、特に大穴の探索では、読んでいて手に汗握る場面も。それでも主人公とマツザカ、ユキさんの関係性や絆が深まっていく様子は、どこか心温まるものがあります。

一方で、このパーティーには変わったルールや奇想天外な行動が満載。それが時には大ピンチを招くこともありますが、その都度、彼らなりの解決策で乗り越えていく姿は、まるで「冒険者たちのドタバタ劇」を見ているようで楽しいです。

この物語を通して「人は見かけによらない」ということ、そして「一見変わり者でも、その背景には強い意志や目標がある」というメッセージを感じ取ることができました。変わり者たちの魅力と成長を描いた、驚きと笑いが詰まった作品といえるでしょう。

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