乾いてもいる、渇いてもいる筋だてだ。主人公の覚束ない歩みに絡む二人目の登場人物は、客観的に考えれば一切同情に値しない。にもかかわらず、どうしてか犠牲者になったような錯覚を味わってしまう。 必読本作。
皆様今日は。昭和世代のおっさんです。 ファンとして(※以下、敬称略) 小説・エッセイなら京極夏彦、司馬遼太郎、田中芳樹、澁澤龍彦。 漫画なら荒木…
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