ゆらめいてこそ

 ただ、ひたむきに。純粋という言葉が結晶化したような文章であり作品である。

 その手腕とは裏腹に、主人公の気持ちはともすればなにかしらのゆらめきが伴いそうだ。いっそ自分自身が相手の体内に吸収されたいような。

 必読本作。

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