自殺を決めた女子高生の短編。タイトルどおりのことを思いました。自殺でリセットはできませんし、多分、異世界転生もできません。書かれているとおり、生まれたら死にます。どうしようもないときに、手を差し伸べてくれる人は必ずいるからその手を掴み返すぐらいの勇気はほしいよね、というのはマツコ・デラックスさんが仰っていたそうです。結論、自分が納得できれば、他人のことなどどうでもいいので、しんどかったら休んでも生きてたら再起の機会はありますよ、と思います。自殺をリセットできたらいいんですけどね。考えさせられるお話でした。
重いテーマで、雰囲気は暗いし胸クソ系かと身構えながら読み始め、死後の水先案内は可愛い顔したカイジの利根川。救いがねえと絶望しましたが、最後は前向きな気持ちになった。嘘だと思うなら読んでみて。
好きな最後でした!楽になるために、一歩進み命を落とした。けど踏み出した最初の一歩が間違いだと気付く。後悔してもそれは遅くて、彼女は長い時を過ごすことになる。でもやっぱりターニングポイントって、どんな状況でもあるんですよね……けどそれを逃してしまうから後に引けなくなってしまう……例え怖くても踏み出す勇気が大切だとこの作品に教えられました!
タイトルこそ挑戦的な毒舌で始まりますが、煉獄的な死後の世界を体験することで生きる意欲と勇気を獲得します。自殺というセンシティブなテーマを挑戦的な形で描くことに賛否あると思いますが、それを論ずるに足る作品です。ぜひご一読ください。
死ねば本当に楽になるか?本当に全てがなくなるのか?そういうことを考えさせられる。私は天使や神などという精神体の存在を全く信じてはいないが、もしこのような事が有った場合、全員時間を無為に過ごして言葉を忘れ、心が死んでいくだけだろう。そして何よりも、この小説の長所は人を信用する勇気を持つことを確実に推奨できるというところだと思う。
深刻な題材を扱いつつも、単なる安直な道徳論で終わらないところがいい。 主人公の『今後の』人生に幸多からんことを。 他の皆様も、よろしければ。
今日一日限りの命だと思って生きると、成せなかったことも成せるものである。短編ながら、そういう勇気と叱咤をくれる物語です。今日やり残したことを後悔しながら毎晩床に就く人におすすめの一話でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(204文字)
重いテーマを軽い文章でまとめており、とても読みやすい文章になっています。これを見ている人はぜひ見てみてください
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