スマホの、電子書籍には電子書籍の良さはあります紙の本がなくなっていく理由も、町の本屋さんがなくなっていく理由も、それはそれで理解できますでもやっぱり、寂しい本屋さんの、紙の本の思い出はいくつもあって本屋さんが閉じられるたびまるでお気に入りの本を閉じられるようでそれも二度と帰ってこない、思い出の中だけにしまわれてしみじみと「それはそれでいいけれど……」仕方ないことなのだとしても優しい言葉が心に訴えてきます
今の私にとっての本屋さんは、スマホ。え！？と思う書き出しである。わたしは紙の本が好きだし、実物触れる本屋さんが好きなんだけど！と思いながら読み進める。おじいちゃんの話、紙の手触りややインクのにおいの話。ああ、本が好きなんだなあっていうのがしみじみ分かる一作です。最後の一文がまたいいです。
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