波音に溶けていく気持ち　別稿

赤嶺紗良は高校一年生。
高校三年生の兄貴、葉月への「反抗期」のため、兄貴と仲がうまくいかない。
そんな時にスマホアプリで知り合った大学生、青井伊澄に「架空の兄貴」のふりをしてもらう。

でも、だんだんと伊澄を好きになっていくこの気持ち。
六月。水族館にて伊澄と会っていると、兄貴と兄貴の彼女さんと、ばったり出くわしてしまう。
その時、伊澄は葉月兄貴になにか話していたよう。
その夜から、少し兄貴が柔らかい態度になるのだが？！

（初稿も置いてありますが、もう少し「近親愛」描写を抑えて児童文学っぽくした別原稿です）