人の数だけ物語がある。そんな物語と出会える酒場【パイプ亭】
いまから30年以上も昔……まだインターネットもない時代。
電子の海の片隅に、角川書店のコンプティーク編集部が経営する
草の根ネットワーク【コンプBBS】なるものがありました。
その中に【小説処】という、小説大好きな者たちが集う電子同人誌みたいな
場所がありました。
毎日毎晩、年から年中。作品を投稿してはあーでもないこーでもないと、
素人作家や書籍作家入り交じって、なんか楽しくやってました。
そんな中、【パイプ亭綺譚】は誕生しました。
毎回1話ずつ投稿。それが溜まって、一連の連作作品になりました。
本来なら時の流れの中に消えていく作品でしたが、せっかくだからと
カクヨムに投稿することにしました。
なんてことはない、夜な夜な波止場のバーで語られる与太話。
気に入ってもらえれば幸いです。