光る文字、ステージに落ちる雷、舞に合わせて水紋が広がる舞台、恵比寿様が食べに来た中華屋……神にまつわるショートストーリーが紡いでいった先には、初恋が待っていました。作者様特有の情熱で描かれる熱いダンスバトルも必見です!ちょっと不思議でちょっとほっこりできる短編連作。隙間時間にぜひいかがでしょうか?
神曲とか、神試合とか、神のつくことばは様々ある。では本当にそこに、神が降臨していたとしたら?神がなんらかの祝福をしていたら?と、そこから始まるのは、実は初恋を掴み取るための出会いの物語なのである。神とは才を愛するものである。それと同時に、そこに甘えず努力するものを愛するものだろう。では、そんな神の手を掴むにはどうすれば良いのか。神に愛されるということばがある。そういうことなので、降臨した時点で捕まえているも同義なのかもしれない。さてこの初恋の行く末は、と、そんなことをつい想像してしまうのでした。ぜひご一読ください。
たとえ知らないジャンルでも、なんとなくすごいというイメージを伝えてくれる描写力が好き。彼らのその後を想像してにやにやするのも楽しいです。
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