国民食なので美味しいに決まっている

カレー。
そう言葉で見ただけでカレーの口になる人も多いのではないだろうか。
私もそうです。カレーの口。
そしてこの御話はそんなカレーが嫌いだという少女と、カレーを好きすぎる少女との攻防が描かれている。
といっても、単なるグルメ話として一筋縄でいく話ではない。
文体は分かりやすく、それでいてチャーミング。
ぼっち属性な主人公が繰り広げる脳内一人会議の模様には、思わず胸の前で手を組み顎を乗せて『問題ない……』とツッコミいれたくなってしまいます。
随所にくすりとさせられる仕掛けがあって、そのセンスが秀逸です。
カレーが好きでも嫌いでも、楽しい御話が好きな方にお勧めです。

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