魔法と高度な文化を持つ地に降り立った教師達二十三人が織りなす群像劇
- ★★★ Excellent!!!
はじまりは異世界転移、それも放課後の学校で起こったため、巻き込まれたのは二十三人の教師と子供、保護者である。
草原に飛ばされた彼等は、教員ゆえの統率力を武器にサバイバルをはじめる。
と、ここまではよくある話。
読み進めるうちにはじまる登場人物達の人間関係と裏事情、それぞれが持つ悩み、それらが互いに影響し合い物語が進んでいきます。
転移先の世界の住人との交流、魔法も絡んで、どんどんお話は深くなっていきます。
すごいのは登場人物一人一人の心理描写、背景が見事に書き分けられているところ。
彼等が本当に現実にいるかのようです。
この他には無い魅力を持つ長編ファンタジーを、ぜひご一読ください!