『末端冷え性』それは冬場のみならず、夏の冷房の中でも悩ましい体質。靴下を何枚も履き重ねたとて、じんとくる冷たさ。それが千手観音さまとなれば、末端がありすぎてそれは大変。長年の彼(?)の苦労と愚痴に笑いながらも同情してしまいます。そしてなんと彼は夜になると、誰もいなくなったお堂で文明の利器ストーブをつけて温まっていました(笑)。するとそこへ猫が来て……。『つま先』のお題でかかれた短編。つま先を包み込む優しい思いやりにほっこりします。観音さまに癒されたい方、ぜひおすすめします!
仏像が人の見ていないところで動くと言えばホラーになりますが、この話は、心が温まるお話ですいつも裸足でいる千手観音像は、冷え性です。ストーブに手を伸ばしていたところを、女の子に見られてしまうのですが・・・女の子の優しさに感動しましたその優しさに触れた千手観音像もその手で人々を救うことを誓われました私は寺社仏閣が好きで、もちろん、仏像も好きです人のいないところで仏像が本当に動いているのかも、とトイストーリーみたいなことを考えさせてくれるお話でした
千手観音さんは末端冷え性です。だから冬場は、お堂のストーブを勝手につけて暖まったりしちゃいます。住職の娘さん、カナミちゃんかわいいね。カナミちゃんの努力で千手観音は末端冷え性を克服できるのか…!?最後はほっこり♡こころあたたまるお話です。
良い観察眼のクスっと笑えてほっこりする物語です。キャラの個性と出来事のサイズ感の対比がよいです。おすすめです。
主人公はなんと千手観音……の像。しかし悲しいかな、どこまでいっても物は物。法力は持ち得ず、無数の腕を持て余す始末。特に年変わりは、寒いのなんの。参拝客が多いこの時期に、何を想ったのか。短い中、複数の感情が味わえるオトクな作品。
末端冷え性にお悩みの諸兄姉、この物語を一読されれば、使い捨てカイロを使わずとも暖を得ることこの上なし。我輩が保証する。神仏の加護の下、寒さもインフルもコロナも共に超えていこうではないか。
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