どこか懐かしいような心温まるエッセイ。と思いきや最後……。
図書室にいる不思議な人形……。 怖いような怖くないような、そんな存在。 「本」と「子どもたち」と「不思議なもの」全てへの愛が詰まった、とある司書さんの物語です。
筆者さまの優しく繊細な人柄がそこかしこにフワっとただよっていて、とても心地よいお話でした。こなれたユーモアが文章のディティールと作品全体にもソフトなスパイスとして効いていて、特にラストではフフッと笑…続きを読む
怖がりな主人公が司書の仕事で出会う、すこし切ないお話。大人になって忘れてしまった思いを、そっと届けてもらったような。温かな読後感でした。ありがとうございます。
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