この物語を読むとき、いつも「絵本を捲るようだ」と思う。それほどまでに鮮明に、主人公セラの住む世界の映像が目に浮ぶ。精霊の姿を見ることが出来るセラはいつも孤独で、家族にも本当の気持ちを話すことが出…続きを読む
物語は命の森から始まります。主人公の少年セラには、両親と弟がいると思っておりました。けれども、セラの存在には秘密が隠されていたのです。そのセラは、父の支度した本をよくよみ、弟のトニヤが絵…続きを読む
この話は本当によくできていて、いわゆるファンタジー的な「精霊」とのなれ合い的な、そんな話ではありません。一言で言えば「リアル」です。 人は生きるために「必要」なことをして生きていきます。そして…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(173文字)
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