深夜一気読み推奨!嗅覚、聴覚、視覚、感情を揺さぶるどころか振り回す。

掃き溜めの臭い、音と歌声、滅ぼすものである聖者を作った者の後悔の念とそれに対峙する絶望感。非情でハードな世界。深夜に読んで没入するうちに、それらと一緒に自分の存在が撹拌されているような刺激を受けた。

筆者をただのコメディの人と勘違いしてはいけなかった!

なんで、あの『ジャマイカ』を書いたんだ!と言いたいがあれはアレで突き抜けて面白いのであちらも併読することを推奨する。

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