第1話からもう心を鷲掴みにされました! コメントの数(私が読み始めた時点で既に220以上)に圧倒されました。皆さん、実はうんこネタが結構好きですね?
この作品には、そこかしこに笑いが挟まれていますが、実は真面目な面もあります。快便は健康にとても重要です。
「はくうん・こたろう」なんて虐められるに決まっている(実際にそうだった)名前を逆手にとってうんこ研究家になって人々を救うなんて、主人公うんこたろうはすごいバイタリティの持ち主です。なので、彼は人々を快便で救う「令和のニューヒーロー」だというのにも納得です。
うんこたろう先生の名刺に印刷された♠マークの意味にもぶっ飛びました。皆様も♠の見方が変わるはずです。
うんこたろうと彼の助手菊ちゃんは、色々な事件や出来事の中で排せつの改善で様々な人々を救っていきます。この事件や出来事というのが、ボクシングやオカルト、国際犯罪ととてもバリエーションに富んでいてそれだけでも楽しめます。出来事同士に直接関係はないですが、登場人物で繋がっていきます。その話が主に菊ちゃんの視点から書かれています。うんこたろうが救った人々がどうなったか、ぜひご覧下さい。
いや、ある意味タイトル通りで全くそのままのうんこたろうのうんこ物語なんですけどね。まさか便秘改善のお医者さんのお話だなんて思わないじゃないですか。
てっきりコロコロコミックにでもあるような下ネタ丸出しのギャグ作品かと……。
いや、でも抑えきれないうんこ系ギャグはドバーッと出てくるんですけどね。
もうこれがゲラゲラ笑えてしょうがないんですよ。
でも曲がりなりにも医学的に正しくて健康な内容なわけですから、非常にためになるわけなんですよね。
かく言う私も結構な便秘体質で、排便の際にブツがデカすぎてケツが裂けて血だらけになるなんて経験を何度もしてるわけで。
溜め込みたくないんですよねぇ、うんこ……。
この作品を読んで毎日とは言わないまでも、三日に一度くらいはブリブリ出したいものです。
本作品「うんこたろう」は快便こそ健康で文化的な生活の根源!とうそぶく(え?いってなかったっけ?)は白雲虎太郎(はくうん・こたろう。断じてしらくも・とらたろうではない!)による腸活快便による世直し、いや世治しの物語である。
💩うんこと快便生活をめぐるコメディタッチな内容で始まったこの物語は、学術的な内容にまで踏み込んだ面白くてためになる路線かと思いきや、驚いたことに現在秀逸なボクシング小説へと変身を遂げている。この小説はひょっとして変身をするたびにパワーがはるかに増して……その変身をあと何回も残しているのかも……その意味がわかると実に恐ろしい。コメディから知的エンタメ、そしてスポーツものと続いたその次はやはりヒロインの菊(竜児という弟がいるかどうかは知らない)がいるからラブコメなのか? それとも人知れず悪と戦うヒーローものになるのか? 次章でのさらなる変身も楽しみである。
ワタクシにとっての本当に傑作の条件は「記録に残ること」ではなく「記憶に残ること」。
テンプレでまずは読んでもらうことを優先する作品を描くことが求められていますが、それってただの量産型消耗品。記憶に残る一点ものではない。
似たような設定、似たようなストーリー、似たようなキャラクターのテンプレで記憶に残る作品というのは非常に難しい。
今いくら多少は人気があっても似たような作品に紛れて5年、10年と記憶に残ることは難しい。
うんこたろうは間違いなく記憶に残る傑作である。
ポストラノベWEB小説家であるワタクシはこれからも、記憶に残る作品を描き、推していきたいと思う。
だから、みんな読みたまえ。
まずこのインパクト抜群のタイトル、ド肝を抜かれることでしょう……しかし引いてしまって読まないのは、もったいない!
この作品に登場する「白雲 虎太郎(はくうん こたろう)」は、間違いなく「うんこたろう」であり……その通り名が決して侮蔑に当たらない、「腸の健康で誰かを救うヒーロー」なのです――!
見た目はイケメンなのに大真面目にウ〇コの話をするギャップはコメディチックに、しかし事実として心身の健康に繋がる大事な話……うんこれはタメになる! 個性がウンと濃いキャラクター達の掛け合いが面白く、教訓も伴う、素晴らしい物語……!
タイトルの印象とかけ離れることは全く無く、そのくせ妙にカッコイイ、新時代のヒーロー像。
心から真摯に、真面目に、誰かを救おうとする姿は……やっぱり、胸を打つものなのです。
主な視点人物となる存在をヒロインにしているのも、上手い魅せ方! ヒロインと共にツッコみつつ、いつの間にか「うんこたろう」の妙な説得力に納得させられる、共感性を得られる心憎い演出ですね……!?
本当に「ちゃんと、誰かを救っている……ヒーローしてる……!」と驚かされること間違いなし、ご一読してビックリしてほしい、オススメの作品ですよ……?(手招き手招き……)
僕はこのタイトルを見た瞬間、わが目を疑った。そしてすかさずツッコんだ。
「何を書いてんだぁああああああ!」
天才、素通り寺(ストーリーテラー)様が、鬼才に生まれ変わられてしまった。
いや、彼は以前にもこんなタイトルの小説を書いていた。
「にんげんホイホイ」(←うおぃ)
古くから知る天才に何が起こっているのか……。
僕は考えるのをやめた(byジョジョのカーズ)。
さて、掴みはこれくらいにして、第1話を拝読しただけでレビューを書きたくなる理由です。
◇先ずは当然タイトル。
カクヨムの常識として「長文捻り系」が圧倒的に有利です。長けりゃいいってものでなく、きっちりとした「フック」を入れるのが重要です。ですが、時々おられるのがこのど直球系タイトルです。こちらの「うんこたろう」一度読んだら忘れません。もうそれだけで素晴らしいと賛辞を送らせて頂きます。
◇続きましてその内容。
ネタバレを回避し、僕なりの言葉で言わせて頂ければ、多くのランキング上位に至る小説に共通している部分、それは拝読していてストレスがない事です。決して平易に書かれているのではないですが、あっと言う間に1話を読み終わりました。これはとても重要な事です。流石の仕上がりと言えます。
◇そして驚き。
ええ、驚きです。このタイトルだけで十分に驚かされているのに、読み進める事でさらに驚かされてしまったのです。やられました、まさかね、そう来るか、と僕は思いました。それゆえにこのレビューを書きたくなりました。
お勧め致します。
◆奇をてらった小説だと思わない事です。当然、奇をてらった部分が多分に出て来るかもしれません。ですが、僕が信用する筆者様はそれだけの人間ではありません。今までも書かれて来た全ての物語で共通している点、それは「驚きの設定」と「素晴らしき人間ドラマ」を両立し、「読者の想像を遥かに超えた展開」を生み出されております。
最初に僕がレビューを書かせて頂いた小説「――時遡(トキサカ)――」(傑作)において、「この才能を埋もれさせてはいけない!」と銘打ちたくなるほどの方なのです。
素晴らしき才能溢れる筆者様が渾身の力で贈る新作、僕は大いに期待せずにはいられません。
皆様、宜しくお願いいたします( ;∀;)