切として刻まれるセンテンスで綴られる、武神たる少女への戦慄を覚える――

戦いの中から、この物語ははじまります。
戦いの中、その戦いをある種の舞台、ある種の芸術とすら感じさせるような――その少女の戦いは凄まじい。

その少女の戦いを、この物語では、二行、また二行と綴られていて、それはあたかも漢詩の平仄のように、切々と、刻々と――読む者にリアルとして、アートとして、迫ってきます。

タイトルから察するに、この少女は神となることもあるのでしょう。
でしょうが、この「はじまり」の時点で、すでに――武神と称しても良いかもしれません。

ぜひ、ご一読を――

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