サラリーマン、家を買い替える

「夢のマイホームを買い替えるだなんて･･････」
　20世紀後半を生きたサラリーマンにとって、マイホームを持つことは人生の大きな目標であり、一種のステータスでもあった。しかし、すでに2020年代に突入した昨今では、マイホームを持つことが必ずしも人生の最終目標ではなくなってきている。その理由として「家は買うものではなく借りるもの」という認識を持つ世帯が増加したことが挙げられる。
　たしかに、転勤族のサラリーマンや家を購入するだけの金銭的余裕がない世帯では、賃貸住宅に住むほうが賢明かもしれない。また、実際に家を購入したことのある方ならおわかりかもしれないが、せっかく家を購入しても様々な事情が重なって、住み替える必要が出てくる確率が思いのほか高いのである。「家を買ったら転勤になる」というジンクス…続きを読む