情景が目にうかぶ中華らしい描写が魅力☆ 作りこまれた神話も見どころ!

『白規の過去≪5≫』(レビュー現在の最新話のはず)まで読んでレビューを書いています。

作者様の中華ファンタジー『白麗シリーズ』のサイドストーリーです。
上記を読んだことがある方なら「おや? 聞いたことある話が……」となって、ニヤニヤできること間違いなし!(笑)

とはいえ、『白麗シリーズ』の知識がなくても十分に楽しめる内容になっています。
『白麗シリーズ』でも、この作者様は既存の登場人物紹介を丁寧にして下さっていて、三部ある『白麗シリーズ』は三部だけを読んだとしても、話に置いて行かれることはないッ!――そんな印象でした。

なので……
「サイドストーリーだから白麗シリーズを読み終わってからのほうが良いのかな?」と思ってらっしゃる、そこのアナタ!
本作から読んでも全然問題ないと思います(笑)

ちなみに『白麗シリーズ』と同様に、本作も中華な舞台の設定は本格派。それでいて『白麗シリーズ』よりも神話などファンタジックな要素がより多く登場します。
ですので、本格中華な要素を楽しみたい人にはもちろんおススメですが、神様が登場するような神話にも近いごりごりのファンタジーをお求めの方にもおススメ☆
神と人とのかかわりについて書かれたあたりとか、すごく作りこまれていて読みごたえがありました。このあとどんな展開が待ち受けているのか、今から続きを読むのが楽しみです(((o(*゚▽゚*)o)))♪