第7回角川つばさ文庫小説賞 最終選考作品。クオリティは間違いなし!

悪霊を退治するクラブ活動という王道の設定でありながら、主要キャラたちがそれぞれ異なる五感を駆使して戦うという設定が新鮮で面白かった。


役割が明確に分かれるおかげで各キャラクターが立っているし、協力する必然性が生まれてくる。そういった面でも上手い設定だと感じた。

加えて、生き生きとした会話劇やキャラ同士の関係性も魅力の一つで、シリーズものとして連載したら関係性の変化も見られるのかなと続きを想像してしまった。


児童書だからといって、幼稚という訳ではなく大人が読んでも楽しめる一作。
ちなみに、角川つばさ文庫小説賞の最終選考に残った作品なので、クオリティは間違いないです。

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