青春を何度でも

高1から執筆を始めた主人公・矢形宏樹は、高校生物書きたちを集めたオフ会を企画し、「月夜ノ波音」というサークルを形成する。アンソロジーを作ってイベントに出ることを目標にしたものの、宏樹自身が突然ネット小説から離れてしまう。
そこから4年経ったある日、サークル仲間の大村健二からまた集まろうと声がかかり、宏樹たちの青春が再び始まる…

青春がぎゅぎゅっと詰まった作品。ネット上での気軽なやりとりや実際に会ってみたときの気恥ずかしさがとてもリアルに描かれています。また、ネット上だからこそのすれ違いも共感できるので、読んでいて相づちを打ってしまいます。

アンソロジーの表紙やページ配分を考えたり、会場設営をしたり、メンバーたちとリモートで会議をしたり、そういった経験のない私は「あ~こんなことしたい!」となりました。

同じ場所で同じ時間を同じ志を持つ人たちとともに。イベントでわくわくや楽しいを共有する。素敵すぎです…
ぜひみなさんも宏樹たちの青春のやりなおしを見届けてください!

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