一周目の人生は何も良いことなく終えた私が二周目の人生では神懸ったスパダリに愛されまくって人生を謳歌してます

生まれつき病弱で満足に学校にさえ通えずやりたいこともできず、わずか十四年の人生を終えることになった幸音（ゆきね）は、前世の記憶を持ったまま全く違う世界で再び生を受けた。

前世では病弱だった彼女もフェリナ（幸せな音）という名で生まれた今世では、逆に近所の男の子らを圧倒するほどの元気さを持つお転婆として、まるで前世での鬱憤を晴らすかのようにすくすく成長していった。

そんなある日、彼女の前にハルミット（神の福音）という名の少年が現れる。その少年のことが一目見て気に入ったフェリナは彼のことをハルと呼び、親しくする。

けれどハルには大変な背景があった。ハルミット（神の福音）という名の由来ともなった数々の＜祝福＞が逆に大きすぎて、それを奪おうとする堕神達に狙われていたのだ。

堕神とは、かつて神と…続きを読む