幸せな音と神の福音
私はフェリナ。<幸せな音>っていう意味の古い言葉だって。
そして私を起こしてくれた彼は、ハルミット。こちらは<神の福音>っていう意味なんだってさ。
彼とはまだ小さい頃に出逢ったんだけど、はっきり言って一目惚れ。それからは彼と一緒にいるのが私の目的になった。
で、今は、生まれ育った村からも離れた小さな集落跡で、二人だけで暮らしてるんだよね。
なんでそんなことになったのかはそのうち話すとして、私は今、最高に幸せだ。こうやって好きな人と二人きりで暮らしてられるってだけでもびっくりするくらい幸せ。
ニヤニヤが止まらない。
「~♡」
そんな私のだらしない顔を見てハルは、
「ほら、早く朝の用意して、ゴハンだよ」
だって。
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