追いかければ、必ず鳥肌が立つ結末が待っている

これはねえ、傑作!!!

世界の底の底から作者自身の手で緻密に積み上げてきている。

これほどまで自由に、丁寧に丁寧に積まれた世界。
この強度が示すことはつまり、世界ごとひっくり返りまくる展開がこの先待ち受けているということ。

生半可なことではないけれど、この作者様の腕ならやり遂げる。
必ずや「うわマジか宇宙やべえ」と驚かせてくれる。

バキバキに鍛え上げた世界観の中で、登場人物へ捧ぐ眼差しが静謐で優しい。緩急がある。

王子2人の永の別れのシーンで突然シンプルになりあっさりと書き落とす文体、マジでセンスの塊だし、平易だからこそ光っている。

追っといた方がいいと思いますよ私は!!