概要
人生の最後に、何を語ろうか?
世界が終わろうとしている日。
取りこぼしたように生き残ったのは、自称編集者兼不審者の林田と万引き犯のマナカ、そして平凡すぎる社畜の俺だった。
林田の提案で、百物語をすることになった。ただし百物語にはお題があり『そうして人類は永遠の眠りについた』の一文をいれなくてはならないというものだった。
世界が終わるのを待ちながら、百物語をする三人。死を目の前にして、三人は本当の自分を語り始めた。
この作品は第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作したものです。
https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon2
取りこぼしたように生き残ったのは、自称編集者兼不審者の林田と万引き犯のマナカ、そして平凡すぎる社畜の俺だった。
林田の提案で、百物語をすることになった。ただし百物語にはお題があり『そうして人類は永遠の眠りについた』の一文をいれなくてはならないというものだった。
世界が終わるのを待ちながら、百物語をする三人。死を目の前にして、三人は本当の自分を語り始めた。
この作品は第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作したものです。
https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon2
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!自分の人生を最後から見つめなおせば、光が見えてくるのかもしれない
短編だからこそ、物語がふっと消えて終わるからこそ生きた物語だと思います。
短編に凝縮された作者様の意図に感動しました。
物語の終わりが儚いように、人の人生は儚く終わる物なのかもしれません。
ですが、今いる場所から終わりを見つめるのではなく、人生の最後から見つめなおしてみると、案外明るい光が射しこむかもしれません。
この物語を読んでいただければ、なんとなく共感していただけるのではないでしょうか。
平凡な毎日でも、ちょっと辛い日常でも、自分の人生を小話にしてみたら楽しいところがみつかるかもしれません。
この物語を読んで、そう感じてくれる方がいたらいいなあと思います。 - ★★★ Excellent!!!この作者さんは天才です。逸材の秀作、ここにあり!
もう、胸がつまって、読了直後は何も言えませんでした。とにかく読んでみて下さい。前回読ませていただいた「12月のラピスラズリ」の読後と同じように、私はいま、放心状態です。
渾身の力で最低限の作品紹介をさせてもらうと、この作品はSFファンタジーです。そこはしっかりとしています。同時に人生論でもあります。そして深い。若者に向けたメッセージ的な側面もあると思います。なので、このジャンル掲載となっているのでしょう。でも、そんな事はどうでもいい。
とにかく、ぶっ刺さります!
年長者であれば、特にそうだと思います。
短編なので、あらすじの紹介はしません。
レビ…続きを読む