くノ一なのに事件に首を突っ込みたがる叔母と姪

 甘味が大好きで、日々新しい店を開拓していく、くノ一の日葵と日向。
 そんなときに偶然鉢合わせた厄介そうな出来事がどうしても気になってしまう。
 聞き耳、尾行術に始まり、話術や隠密術などを駆使して、事件の真相へと迫っていく。

 八代将軍吉宗の御庭番として働くふたりのくノ一による、謎解きという名の甘味は江戸の町でふたりのお腹に収まっていく。
 程よく力の抜けた文章で、ふたりの性格を丁寧に綴っています。
 時代もの、推理ものがお好きな方に、ぜひオススメしたい作品です。

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