江戸を舞台に天真爛漫な美人くノ一が事件を鮮やかに解決!?

舞台は、八代将軍吉宗が統治する江戸の街。
徳川政権でも、安定した治世で、江戸の街は賑わっていた時代だと思います。

そこで活躍する本作の主人公は、美人くノ一の日向さんとその叔母、日葵さん。
くノ一と言えば忍びなので、表舞台というよりは、こっそりと暗躍するイメージですが、この2人はとにかく天真爛漫という言葉がぴったりなくらい、明るく華やかです。

江戸の街で、甘味を食べ歩く(しかも大量に!)スイーツ女子!
しかも、自分は忍びだと大っぴらにしてしまったり、叔母や同世代の少年らと自然に漫才を繰り広げてしまったり、とにかくいい意味で、くノ一だということを疑ってしまうような言動がありますが、忍者の腕前は一流。
そのギャップがいいですね☆

事件も、当時の時代背景を投影したもので、しかしながらわかりやすく表現されているので、読みにくいことは一切ありません。むしろ読みやすく、そして楽しい!

時代物だといって、敬遠する必要は一切ありません。
とにかく読んで見ることをオススメします!

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