とある街で、民俗学のフィールドワークを行う際に、次々に関係者が襲われる。
短期間で白骨化した知人の死体に、巨大な目玉が宙を漂うという悪夢を複数の人が見るという怪奇現象の数々。
ルポルタージュ風な筆致は非常に硬派。それがかえって、恐怖、まとわりつく不気味さ、おどろおどろしさを如実に表現した見事な作品です。
集団で魘される悪夢の正体、巨大な目玉の怪異は一体何なのか。
なぜ、関係者は襲われ、命を落とす羽目になったのか。
そして、その危険は主人公の身にも……!?
主人公による取材や考察にあっと驚かされるでしょう。
この作品を書くには、作者様自身の相当な知識と取材が伴っていたものと推察されます。
文句なしの★★★! 超大作をぜひ味わってください!