「宝石愛」あふれる作者が隣にいるような錯覚を覚える「宝石ファンタジー」

 宝石を愛する人なら一気に引き込まれてしまう本作。とにかく、作者の「宝石愛」が読んでてすごく気持ちい一作です。登場人物や都市名なんかも「なんとなく」宝石をもじった名前が多いですしねw

 なんていうんですかね。ゲームっぽい雰囲気の一作ではあるですよ。宝石を捧げていって、神殿を修復して、レベルを上げていくみたいな。マインクラフトみたいな味付けの話ではあるんですが、私のお勧めするのは、そういう世界観ではないんですよ。

 私が「この作品」で注目してほしいのは「作者さま」の「行間」とかから滲み出る「宝石愛」。これにこそ「注目」してほしいんです。

 このお話、宝石が絡む部分になると、急に文章が生き生きし始めて、本当に作者さまが楽しく物語を書いてくるんだなってのが伝わってくるんですよ。読者さまには「是非」それを感じながら読んで欲しいです。ほんと「ニヤニヤ」が止まらなくなりますよ。

 作者さまの「宝石愛」にシンクロして、作者と一緒に「物語を楽しむ」感じのこの小説。私は、この物語を読んでると、となりで「一冊」の本を作者と一緒に見ているような錯覚を覚えます。本当に最高の雰囲気の一作だと私は思います!

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