Hello, my friend

第29話〜第32話

第29話 Lucky

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881416606/episodes/1177354054881659716


 TOWA TEI氏のアルバム「Lucky」。

 アルバム・ジャケットはなんと草間彌生さんデザイン。


 実はわたくし、大いなる勘違いをしておりまして……。

 アルバム・タイトルが『Lucky』であることと、曲がLuckyっていう言葉で始まるので、曲のタイトルも『Lucky』と思っていたのですが、本当のタイトルは『Radio』でした汗。

 なので、執筆時本当は『Radio』っていう曲を思い浮かべていたのですが、この際アルバムということでご紹介させていただきますね。


 TEIさんの曲はいかにもDJならではの曲なのですが、センスがとにかく抜群で独特です。

 むかしぴちょんくんが出てくる某エアコンのCMでTEIさんと思しき曲が流れてきて、クレジットがなかったのでそのエアコンメーカーの広報に問い合わせたんですよね。

 当時まだわたし10代だったので勢いでイケイケだったもので笑。

 そしたら思った通りTEIさんの曲とのことで、当時は発売予定なしのCM描き下ろしとの情報でした。

 その後、CMにTEIさんの名前がクレジットされるようになったので、あれはもしかしてわたしの問い合わせがきっかけか(多分同種の問い合わせがたくさんあったのでしょうけど)と密かに思ってドキドキしたりしてました。(https://www.youtube.com/watch?v=8oNCijlXHsE)


 本編では、秘密結社兎屋を調査しようとしていた主人公は、その秘密結社と同じロゴの入ったペーパーナプキンが使われている店の情報を掴みます。

 流れ的に結構スムーズに進んでいるように感じた主人公は、これは結構ラッキーかもなんて思うんですね。ま、その後の展開のために作者が仕組んだ引きなわけですけど。


Towa Tei - Lucky(2013)

Music by Towa Tei

参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=41GuZ1TA54U&list=OLAK5uy_lzSzCFvJT9DXV_BB6yAvQrnkX5uhCrQow


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第30話 Né Dans Un Ice Cream

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881416606/episodes/1177354054881683583


 ミッシェル・ポルナレフの曲で、日本語だと『僕はアイスクリームの中から生まれた』というタイトルになるみたいです。

 歌詞は音楽とドラッグという、まあ時代背景を感じる内容ですね。

 曲はまーとにかくかっこいいです。

 ホーンアレンジがめちゃかっこいいんですが、ソフトロック調になったりジャズになったり変化に飛んでますね。

 

 歌詞の中に、

  ”口の悪い連中はママンが僕をジャズ漬けで育てたと言う”

 という一節が出てくるので、そこから着想を得てのジャズアレンジなのかもしれません。


 本編では、せっかく買ったアイスクリームが溶けてしまうような、予想外の展開が描かれます。

 そして謎のクラスメイト十一夜君と急接近。

 二人の関係は、ハーゲン○ッツが溶ける事態がきっかけで生まれたようなもの。

 という、いささかこじつけが過ぎる気もしないではないですが、そんなストーリーから着想を得てのこのサブタイトルなのでした。


Michel Polnareff - Né Dans Un Ice Cream (1971)

Written by Michel Polnareff

参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=_DVrogTYaxc


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第31話 電話線

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881416606/episodes/1177354054881688520


 天才矢野顕子さんのデビューアルバム『Japanese Girl』に収録されている初期代表曲。

 演奏はアメリカのバンドのリトル・フィートが全面協力(と言っても当時のレコードでA面担当ですけど)。

 『ホーホケキョとなりのやまだくん』の中でも使われていた曲だったりしますね。

 この曲もサウンドかっこええです。まだ彼女もかなり尖ってたんだろうなぁという感じもします。

 

 リトル・フィートというのは、ニューオーリンズなどのアメリカルーツの音楽を色濃く反映したバンドなのですが、そのめっちゃアメリカンがバンドがバックを務めるアルバムが『Japanese Girl』っていうのがすごく良いですな、と個人的には思うのですが。


 ちなみに、同時期にやはりデビューしたあがた森魚さんのアルバムは『日本少年(ヂパング・ボーイ)』というタイトルでして、ちょっとした繋がりがあります。

 レコーディングには、矢野顕子を始めとして、ムーンライダース、鈴木茂、山下達郎、大貫妙子等々豪華メンバーが参加。


 まぁ話が逸れましたので本編の話をしましょう。

 本編ではとかく電話機が活躍するというか、あまり言うとネタバレになるので言えませんが、携帯電話を用いて何かと情報収集に使われるのです。

 そんなわけでこのお話は電話絡みのサブタイトルがいいなと思いまして、『電話線』というタイトルがなんとなく繋がっている感じがしていいなと思ったのでした。


矢野顕子 - 電話線(1976)

Written by Akiko Yano

参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=GbTIg7aDzqc


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第32話 Happy Man

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881416606/episodes/1177354054881695670


 佐野元春さんの初期の楽曲より。

 わたしなんかからは渋いイケオジ様のイメージなんですが、若い頃の映像を見ると髪の毛がライオンのたてがみみたいですね。

 佐野さんの曲ってなんとなく洋楽っぽいって感じがします。普通のJ-Popマナーで作ったと言うより明らかに洋楽のロックやポップステイストの作りですよね。

 

 この曲も当時の洋楽でこういうのありそうだなっていう雰囲気のサウンド。

 同氏の『Young Bloods』という曲(https://www.nicovideo.jp/watch/sm13676503)なんか、The Style Councilの『Shout to the Top』という曲(https://www.youtube.com/watch?v=7m94ip38UKs)の影響が感じられます。

 どちらも疾走感があって素敵な曲。


 さてさて、『Happy Man』というサブタイトルについてですが、これ、本編中に”幸男”というとあるキャラ(?)が登場するんですよね。英訳するとHappy Manだなぁとか思って実に安易なチョイスをしてしまいました笑。

 でもまぁ、歌詞についてもあながち的はずれな感じもしないし、いいサブタイトルになったなと思ってます。

 佐野元春さんって詩人なんですよね。


 お話の内容はほぼ女子トークなのですが、勘違いネタなんですね。

 結構赤裸々なので苦手な人もいるかもです。


佐野元春 - Happy Man (1982)

Written by Motoharu Sano

参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=zTChvubrrK0

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サブタイトル考えるって、正直結構疲れるもんですよね。 星加のん @NonHoshika

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