確かな筆力で描かれるスチームパンク世界にて問われる「良心」とは?

この作品には現実世界でどこか見覚えが、ないしは「叩かれた」法が登場します。
それをある団体が面白可笑しくやっつける訳ですが……主人公である探偵はどちらかと言えば彼らを取っ捕まえる側。言わば法の秩序サイド、ただし全身に浸かっていいるわけではないグレーゾーンにいます。
それ故に悩むわけです。色々な、答え無き問いを。

ある意味では現実との写し鏡なのかもしれません。
果たしてこの世界ではどう進むのか、あなたも見届けてみてはどうでしょう?

――ところで百合が出るらしいですよ。これは素晴らしい点なので是非とも「不健全な文化」なんてお堅いこと言わずですね、さぁ貴方も是非に(以下略)――

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