SFと百合が好きなワシ、気軽に読んでみたら、一瞬で浄化されました(クソデカ感情)。
はあ~~~~~~~~~~~~! なんなんじゃこの表現力描写力~~~~~!
こう、すごい才能を目の当たりにすると、羨望と絶望で頭が真っ白になりますね。もうタイトルのセンスがずば抜けてる。てんしゃい
二人の愛らしく切ない物語を読み進めるのももちろん楽しいのですが、並ぶ言葉たちがとにかく美しい。まるで美術館を巡ってるような気分にさせられます。魔法と宇宙について思いを馳せる贅沢な時間。人は想像しうる限り、世界を創造できるだんと胸が温かくなる気持ちになりました。
素晴らしい読書体験をありがとうございました!
そういやこの気になる注釈はなんだったのだろう……?
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作者は神か?(過呼吸)
しばしば思うのですが、魔術と科学は表裏一体なのではないでしょうか。
世界を満たす事象について、ことばで説明出来るものを「科学」、できないものを「魔術」と区別して読んでいるだけで、その本質は、世界を理解しようとする、ヒトの自然な欲求です。
そして、この欲求が別のヒト個体に向いた時、それは愛へと化します。
この作品は、そういったヒトが持つ世界とヒトに対する「理解への欲求」を清澄に見つめた紛うことなきSFです。
内容はネタバレとなりますので割愛致しますが、情景、心理、そしてそれらを貫く理屈、全てが丁寧に構築されています。読後感も非常に快く、何度も味わえる深さがあります。
ぜひご一読ください。