有明　榮

しばしば思うのですが、魔術と科学は表裏一体なのではないでしょうか。 世界を満たす事象について、ことばで説明出来るものを「科学」、できないものを「魔術」と区別して読んでいるだけで、…続きを読む

ファンタジーものとしては珍しく、不穏な雰囲気を残しつつもニュートラルに終わる。
そこに物語の展開の可能性を感じます。
可能なら長編で読みたい作品です。

私も大学時代はバンドやってましたので、主人公の気持ちには凄く共感しました。

自分の持つ世界観や趣味にこだわりのある方、ぜひ読んでみて下さい。

寸詰まりの文体がやや気になりますが、人の言葉を理解する猫の日常、という展開は面白いです。 その上に主人公が家族を持ち、しかもその子供たちに超能力が備わり……と、属性もマシマシ。ここ…続きを読む

意図してか意図せずか、感情の描写が少なく、叙事詩調に物語が淡々と紡がれることで、主人公が運命に翻弄される姿が浮き彫りになっています。 ファンタジー小説としても、大河小説としても楽し…続きを読む