彼らは本当に「欠けている」のか?
- ★★★ Excellent!!!
どこかしら、五感の欠けている少年少女らが主人公の元に集まり、不可視の怪物と戦う。
そんなヒーローモノです。
登場人物が増える度、彼は戦えるんだろうか、彼女と連携が取れるんだろうか、彼と仲良くなれるんだろうか、彼女は心を開いてくれるんだろうか……と心配になりましたが、そこには優しい世界しか広がっていませんでした。
彼らと泣いて笑って、トンチキだと笑って。
そうやって読んでいるうちに「欠けている」のは、きっと五感じゃなくて、別のなにかなんじゃないか? と考えるようになりました。
読めば心が暖かくなる、そんな話でした!