彼らは本当に「欠けている」のか?

どこかしら、五感の欠けている少年少女らが主人公の元に集まり、不可視の怪物と戦う。
そんなヒーローモノです。

登場人物が増える度、彼は戦えるんだろうか、彼女と連携が取れるんだろうか、彼と仲良くなれるんだろうか、彼女は心を開いてくれるんだろうか……と心配になりましたが、そこには優しい世界しか広がっていませんでした。

彼らと泣いて笑って、トンチキだと笑って。

そうやって読んでいるうちに「欠けている」のは、きっと五感じゃなくて、別のなにかなんじゃないか? と考えるようになりました。

読めば心が暖かくなる、そんな話でした!

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