そこそこ評価されているけど、まだまだ埋もれた名作。
追放ものかと思いきや、魔界ドナドナの家畜ルートでダークでハードな展開でびっくりした。
ダークではあるけど、主人公のチート能力(というかコレぐらいの能力じゃないと無理)と機転で、敵が味方やヒロインになったりと意外な解決方法を模索していくのがおもしろい。
個人的に唯一ダメな点は、今の所一部から二部に移る過程が、ダンジョンクリアしたと思ったらまたダンジョンかというような、息つく暇もない展開な所。
街などでの日常パートみたいなのがないから、地に足ついてる感じがしなくて落ち着かんのですわ。
これはとんでもない名作です。
間違いなく。
まず、主人公の置かれている状況やタイムリミット、それがどれくらいヤバいのかが分かりやすく描かれているので、ハラハラしながら読み進める事になります。
そして次に、主人公と魔物たちの関係が丁寧に描かれていて、感情移入させられます。
時々この世界がどんな世界なのかが見えてくる情報がチラホラと出てくるので、ものすごく深い話を読んでいるんだな……となります。
こういう、様々な要素が絡み合って、気付けば読む手を止められなくなっていました。
こんなに面白い話には中々出会えないと思います……。
ハマってしまいました。最高です!