優しい言葉では言い表せない面白さ

読み終わった瞬間血の味を感じました。

正直、ボクの持てる語彙力では褒め言葉らしい褒め言葉が出せませんが、確実に面白いです。

歪んだ愛を持つ男達が、その時々で最善の行動をとった結果泥沼にハマっていきます。

その先に有るのはほんの少しの光と、大きすぎる愛、そしてその愛によって均衡が保たれる「残酷」。

なりたての死体を生で丸かじりしているような気持ちになりますが、読むべきです。

これ以上書くと暴言に近い言葉しか出てこなくなるのでここで止めますが、そういう優しくない言葉でしか表せない面白さがある事を知りました。

強くおすすめします。

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