友愛から恋愛へのグラデーション

金髪碧眼の美少女転校生と根暗代表主人公が、友達やクラスメイトとの接し方について何気ない日常を通してで考え、成長していきます。

タイトルにあるように書かれてきるのは何気ない日常です。この日常の雰囲気がこの作品の最大の魅力です。
柔らかく、ゆったりとした雰囲気が居心地(読み心地)がいいのです。きっと、屋上前で昼食を済ませている彼女たち2人が感じている空気と同じでしょう。

弛緩してだらけてしまいそうな空気ですが、主人公には適度に試練が訪れます。この試練をこなす度に相手への理解を深めていく2人の様子にニヤニヤが止まりません。お気づきの通り、弛緩するのは読者の表情筋です。

第一話からすでに伏線が貼られており、回収された時2人の関係はどうなっているのか非常に楽しみです。

柔らかく和やかな空気を楽しみつつ、2人の関係の変化を楽しみませんか?

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