なるほど……、なるほど……!と唸りながら最後の一文を読み終えて、なんとも言えない読後感に浸っています。ああ……「届かない手」からしか摂れない栄養素がある。
自分が純文学向きなのかエンタメ向きなのかわからなくて右往左往している商業作家一年生。SF書いてみたいと思い始めて幾星霜。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(285文字)
騎士が誇りを失うことほど屈辱はない。しかもこんな形で。短編ながら壮大な物語を読んだような読後感。美しい情景描写とシャープな心理描写がすばらしい作品です。
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