螺旋状の、生と死。

 ワタシは、酒癖の悪い父に虐待されて生きてきた。しかし、ワタシの為に、母が父を殺してしまう。そのため、ワタシは児童養護施設に入って、無事に暮らすことが出来た。そんな中であった男性と結婚して、ワタシは一人娘を授かる。しかし、何者かによって、夫は殺され、ワタシが疑われる。しかし、ワタシの容疑は晴れ、娘を守るために働いていた。ところがある晩、娘を殺そうとする存在が現れる。ワタシは、娘を守ろうとし、その犯人の顔を見た。その犯人は——。
 死んだ人間によって語られる生と死。
 死んだ人間でこの世に未練があって存在する者を、死人と呼んだ。
 果たして、死人が語っているのは、誰の死なのか?

 是非、御一読下さい。

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