誠実で鈍感な男は美女アンドロイド（裸）を引き寄せる？今後の展開に期待！

「機療」というアンドロイドの治療を学ぶ学生カズキは同級生と共に異世界へ転移させられる。そこで出会ったのは、美しいアンドロイド達（とカピバラ一匹）であった。

現在28話まで読み進めたところでこのレビューを書いています。

主人公カズキは人付き合いが上手では無い男の子。一緒に転移した北河さんは彼に思いを寄せていることが一目瞭然なのに全く気付かない鈍感さ。彼の周りに何故か集まってくる（大体裸で）のは美女アンドロイド。傷付いた彼女たちに躊躇無く救いの手を差し伸べるカズキはどんどんアンドロイド達が抱える問題に深入りしていきます。そしてカズキは何故か、現実世界ではあり得ない力を発揮することが出来るようになり……。

物語はまさにこれからというところ。続きが気になって仕方ありません。

この物語は「イロハネ　－右手に悪を、左手に愛を－」のスピンオフとなっておりますが、ややコメディなテイストに仕立ててあります。本編の重厚さと読み比べるのも面白いと思います。

個性的なキャラクターや背景を伝える筆力と、クスリと笑いを誘いながらも深まっていく物語の構成力は圧巻です。これからどんな物語が展開されていくのか、出来ることならリアルタイムで追って欲しい。読み応えのある物語を是非！