无论人言何,青史何,我走我的独木桥
- ★★★ Excellent!!!
古代中国王朝と北方の騎馬民族、その歴史の裏で紡がれる物語です。
騎馬民族の王の暗殺を命じられた主人公はその命に背くわけにもいかず、暗殺に向かいます。
しかしその途中で、物語は思いもよらぬ展開へ進んでいくのです。
よく練られた文章とストーリーの間で登場人物それぞれの想いが交錯します。
現代に生きる我々には到底考えられない価値観や思考にいい意味で唸らされました。
特に特筆すべきは、漢字の使い方や端々にこだわりの見られる表現です。
最後、不思議な納得感を得られたエンディングはとても短編小説を読んでいる気分ではなく、ひとつの壮大な物語を読んでいる気分にさせられました。
「たとえ人がなんと言おうと、歴史になんと綴られようと、己の道を行こう」※ひとこと紹介文の和訳です。
精緻な文章で綴られた傑作ストーリー。必見です!